登録特許4263218 ニコニコ動画特許について

特許4263218 コメント配信システム、コメント配信サーバ、端末装置、コメント配信方法、及びプログラム

について読んでみたが…参考文献多すぎ…

(56)【参考文献】
【文献】特開2003−283981(JP,A)
【文献】特開2004−364184(JP,A)
【文献】特開2004−362452(JP,A)
【文献】国際公開第2006/062161(WO,A1)
【文献】特開2004−297245(JP,A)
【文献】特開2005−159903(JP,A)
【文献】特開2003−32657(JP,A)
【文献】特開2007−036830(JP,A)
【文献】特開2007−317123(JP,A)
【文献】国際公開第2007/112448(WO,A1)
【文献】国際公開第2008/060655(WO,A1)
【文献】Veotag what is veotag?,Veotag,2006年12月10日,URL,http://web.archive.org/web/20061210000244/http://veotag.com/whatis
【文献】sta la sta*,動画にハイライトを-Veotag-,はてなダイアリー,2006年 6月 3日,URL,http://d.hatena.ne.jp/starocker/20060603/p1
【文献】Schroeter, R.,et al,FilmEd - collaborative video indexing, annotation, and discussion tools over broadband networks ,Proc. of 10th Int. Multimedia Modeling Conf.,2004年 1月 5日,P.346-353
【文献】宮森ほか,放送番組とウェブコンテンツの融合による新しいコンテンツ視聴方式,映像情報メディア学会技術報告,日本,社団法人映像情報メディア学会,2005年 9月 8日,第29巻,第49号,P.89-94
【文献】嶌田ほか,ファンコミュニティサイトにおける映像シーン連動型掲示板コミュニケーションの分析,映像情報メディア学会技術報告,日本,社団映像情報メディア学会,2005年11月 3日,第29巻,第64号,P.69-74
【文献】村上ほか,テレビジョン放送とインターネット環境の融合を目指したTV関連情報共有システム,情報処理学会研究報告,社団法人情報処理学会,2001年12月14日,第2001巻、第121号,P.43-48
【文献】森田ほか,-TV.COM2-コミュニケーションを活性化させるインターネット街頭TV,マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2002)シンポジウム講演論文集,日本,社団法人情報処理学会,2002年 7月 3日
【文献】山本ほか,Synvie:ブログの仕組みを利用したマルチメディアコンテンツ配信システム,情報処理学会第68回(平成18年)全国大会講演論文集(3) ,社団法人情報処理学会,2006年 3月 7日,P.3-107〜3-108
【文献】山本ほか,Synvie:ブログの仕組みを利用したマルチメディアコンテンツ配信システム,情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,2006年 1月27日,第2006巻,第9号,P.13-18
【文献】Bargeron,D., et al,Annotations for streaming video on the Web: system design and usage studies,Computer Networks,Elsevier Science,1999年 5月17日,Vol.31,P.1139-1153
【文献】Bargeron,D., et al,Annotations for streaming video on the Web,CHI '99 extended abstracts on Human factors in computing systems,1999年,P.278-279
【文献】宮森ほか,番組実況チャットを利用したテレビ番組のメタデータ自動抽出方式,情報処理学会論文誌,日本,社団法人情報処理学会 Information Processing Society of Japan,2005年12月15日,第46巻,第SIG18号(TOD 28号),P.59-71
【文献】井上,TAGIRI Deep Tagging 対応 スニークプレビュー, 第6回テレビとネットの近未来カンファレンス 資料,2006年 8月,URL,http://www.tvblog.jp/event/archives/2006/08/inoue.pdf
【文献】click.tv,click.tv,2006年12月 9日,URL,http://web.archive.org/web/20061209234053/http://click.tv/
【文献】Mojitu,Mojitu.com,2006年12月 6日,URL,http://web.archive.org/web/20061206025857/http://mojiti.com/

で、肝心の特許の請求項はというと…

【請求項1】
動画データを配信する動画配信サーバと、動画に対するコメントを配信するコメント配信サーバと、複数の端末装置と、を有するコメント配信システムであって、
前記コメント配信サーバは、
コメント内容が付与された時点における、動画の再生開始時点を基準とした動画再生時間をコメント付与時間として前記コメント内容に対応づけてコメント情報として記憶する第1のコメント情報記憶部と、
前記第1のコメント情報記憶部に記憶されたコメント情報を読み出して、前記端末装置に配信するコメント情報配信部と、を有し、
前記端末装置は、
前記動画配信サーバから配信される動画データを受信して再生する動画再生部と、
前記再生する動画に対して入力されたコメント情報を前記コメント配信サーバから受信するコメント情報受信部と、
前記コメント情報受信部が受信したコメント情報を記憶する第2のコメント情報記憶部と、
前記動画再生部によって再生される動画を表示するとともに、前記第2のコメント情報記憶部に記憶されたコメント情報のうち、再生する動画の動画再生時間に対応するコメント付与時間が対応づけられたコメントをコメント情報から読み出し、読み出したコメント内容を動画とともに表示する第1の表示部と、
前記第2のコメント情報記憶部に記憶されたコメント情報のリストを表示する第2の表示部と、
前記第2の表示部によって表示されたコメント情報のリストのうち、コメント情報の選択の入力を受け付ける選択部と、
前記選択部によって選択の入力が受け付けされたコメント情報を前記第2のコメント情報記憶部から読み出し、読み出したコメント情報のコメント付与時間に対応する動画再生時間から、前記動画を再生させるとともに、読み出したコメント情報を前記第1の表示部によって表示させる再生制御部と、
前記第1の表示部によって表示された動画に対するコメント内容の入力を受け付けるとともに、コメント内容が入力された時点の動画再生時間をコメント付与時間としてコメント内容とともにコメント情報として前記コメント配信サーバに送信する送信部と、を有し、
前記第1のコメント情報記憶部は、コメント情報に、当該コメント内容が入力された時刻を示す実時間情報をさらに含んで記憶しており、
前記第2の表示部は、前記コメント情報を前記実時間情報の順に従ったリストを表示する機能を有し、
前記コメント配信サーバは、さらに、
消去する対象となるコメントを特定するためのコメントIDを含むコメント消去要求情報を前記端末装置から受信するコメント消去要求情報受信部を有し、
前記コメント消去要求情報受信部が受信したコメント消去要求情報に含まれるコメントIDによって特定されるコメントに、当該コメントを表示しないことを表す情報を付与して端末装置に送信し、
前記端末装置は、さらに、
前記コメント配信サーバからコメント情報を受信すると、このコメント情報に付与されたコメントを表示しないことを表す情報に従い、当該受信したコメントを前記第1の表示部において非表示にする表示制御部を有する
ことを特徴とするコメント配信システム。

つまるところ、コメントの削除と非表示に関する特許

なんだ、ニコニコ動画自体は新規性も進歩性もなくて、たまたまサービスやる奴がいただけのことでしかなかったというわけだ。

残念

まぁ、シャープのX1のころからテレビ見ながら(テキストがテレビ画面と合成できたので)モデムつないでチャットというのはアリだったから当然かもなぁ…

登録番号4294093 ジオベクターによるAR基本特許

先日発表のあった「米 GeoVector、AR 特許を日本で取得」の件だが登録番号がついて正式に特許として公開された。
請求項1を要約すると、カメラで撮った画像に対してGPSとコンパスとの情報によって変化するGUIを提供する装置が全部ひっかかるわけだ…拘束期限は2017年6月12日まで…めんどくさいバトルがおきるのだろうか??w
詳細は特許庁から登録番号や公開番号で明細書をダウンロードできる。

登録番号4294093
公開番号H10-501845
(32)【優先日】平成8年6月12日(1996.6.12)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】光学軸の方向のシーンを撮るカメラと、
前記光学軸に対して垂直に、または所定の角度だけ斜めに配置され、前記カメラと共に移動可能であり、前記シーンを表示するディスプレイフィールドを含むディスプレイと、
コンパスを含み、前記コンパスを用いて前記カメラの姿勢を決定する姿勢決定手段と、
前記カメラの緯度及び経度から前記カメラの位置を決定する位置決定手段と、
前記カメラ、前記ディスプレイ、前記姿勢決定手段、及び前記位置決定手段に接続されたコンピュータと、
を有するコンピュータ・ビジョン・システムにおいて、
前記ディスプレイフィールドの一部であり、イメージ及びグラフィックスで情報を表示するフィールド領域と、
前記フィールド領域を囲む周辺部と、
を有するグラフィック・ユーザ・インターフェイスを、前記コンピュータによって前記ディスプレイフィールドに生成する装置であり、
前記コンピュータによって前記シーンが前記ディスプレイフィールドに表示されるとき、前記姿勢決定手段から提供される前記カメラの姿勢に関する情報、及び、前記位置決定手段から提供される前記カメラの位置に関する情報に応じて、前記フィールド領域の少なくとも一部又は前記周辺部に表示される情報の内容又は形状を変化させる、グラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項2】前記姿勢決定手段及び前記位置決定手段と電気的に接続され、前記姿勢決定手段及び前記位置決定手段から提供される情報に応じて、前記フィールド領域に表示される情報の内容を変更する応答メカニズムをさらに含む、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項3】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、カーソルに応答するサブフィールド領域をさらに含む、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項4】前記カーソルは、前記カメラの照準に対応する指標である、請求項3に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項5】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、前記カメラの姿勢に応答するサブフィールド領域をさらに含む、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項6】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、前記カメラの位置に応答するサブフィールド領域をさらに含む、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項7】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、基準点を備えたポインティング指標をさらに含む、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項8】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、前記シーンに含まれるイメージに対する前記基準点の場所に応答するサブフィールド領域をさらに含む、請求項7に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項9】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、前記シーンに含まれるイメージに対する前記基準点の場所に応答する指標をさらに含む、請求項7に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項10】前記周辺部の形状は、前記シーンに含まれる三次元物体を前記カメラから見たときの形状と一致する、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項11】前記フィールド領域は複数のサブフィールド領域を含み、前記複数のサブフィールド領域のそれぞれの全体が前記周辺部の内側に含まれる、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項12】前記複数のサブフィールド領域のうち少なくとも一つの形状は、前記シーンに含まれる三次元物体を前記カメラから見たときの形状と一致する、請求項11に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項13】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、少なくとも三つの辺を有する多角形形状の指標をさらに含み、前記多角形形状の指標の各辺が前記周辺部の辺または前記ディスプレイフィールドの境界線に対応し、前記周辺部は前記カメラから見たときの前記シーンに物理的特徴が対応する、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項14】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、前記周辺部上の点と前記多角形形状の指標上の点との間を接続して互いの対応関係を視覚的に示す線状の指標をさらに含む、請求項13に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項15】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、少なくとも三つの辺を含むサブフィールド領域を更に含み、前記サブフィールド領域では前記辺のうち少なくとも二つが前記カメラの視野の境界線に対応する、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項16】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、それぞれ一連の点から成り、所定の対応関係を満たす第1パスと第2パスとの対を少なくとも一つ形成する指標を更に含み、
前記第1パスを前記フィールド領域内に形成し、
前記第2パスを前記ディスプレイフィールド内に、前記シーンの遠近感に一致するように立体的に形成する、
請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項17】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、前記フィールド領域内の情報に関連するイメージ情報を含む第2フィールド領域をさらに含む、請求項1に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項18】前記第2フィールド領域は、そこで表示される情報が関連する前記フィールド領域の一部を示す変換ラインを有する、請求項17に記載のグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置。
【請求項19】コンピュータ・ビジョン・システムとグラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置との組み合わせを含む装置であり、
前記コンピュータ・ビジョン・システムは、
光学軸の方向のシーンを撮るカメラと、
前記カメラの光学軸に対して垂直に、または所定の角度だけ斜めに配置され、前記カメラと共に移動可能であり、前記シーンを表示するディスプレイフィールドを含むディスプレイと、
コンパスを含み、前記コンパスを用いて前記カメラの姿勢を決定する姿勢決定手段と、
前記カメラの緯度及び経度から前記カメラの位置を決定する位置決定手段と、
前記カメラ、前記ディスプレイ、前記姿勢決定手段、及び前記位置決定手段に接続されたコンピュータと、
を備え、
前記グラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置は、
前記ディスプレイフィールドの一部であり、イメージ及びグラフィックスで情報を表示するフィールド領域と、
前記フィールド領域を囲む周辺部と、
を有するグラフィック・ユーザ・インターフェイスを、前記コンピュータによって前記ディスプレイフィールドに生成し、
前記コンピュータによって前記シーンが前記ディスプレイフィールドに表示されるとき、前記姿勢決定手段から提供される前記カメラの姿勢に関する情報、及び、前記位置決定手段から提供される前記カメラの位置に関する情報に応じて、前記フィールド領域の少なくとも一部又は前記周辺部に表示される情報の内容又は形状を変化させる、装置。
【請求項20】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、
前記フィールド領域の一部であるサブフィールド領域と、
前記フィールド領域及び前記サブフィールド領域を含む前記ディスプレイフィールドを移動可能な指標であるカーソルと、
を更に含み、
前記グラフィック・ユーザ・インターフェイス生成装置は、
通信によってオン状態とオフ状態とを前記コンピュータに伝えるスイッチであり、前記カーソルが前記サブフィールド領域の内部と同じ場所に配置されている期間にオン状態になったとき、前記コンピュータにポイント・アンド・クリック操作を実行させるスイッチ、
を備えている、
請求項19に記載の装置。
【請求項21】光学軸の方向のシーンを撮るカメラと、
前記光学軸に対して垂直に、または所定の角度だけ斜めに配置され、前記カメラと共に移動可能であり、前記シーンを表示するディスプレイフィールドを含むディスプレイと、
コンパスを含み、前記コンパスを用いて前記カメラの姿勢を決定する姿勢決定手段と、
前記カメラの緯度及び経度から前記カメラの位置を決定する位置決定手段と、
前記カメラ、前記ディスプレイ、前記姿勢決定手段、及び前記位置決定手段に接続されたコンピュータと、
を有するコンピュータ・ビジョン・システムにおいて、グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記ディスプレイフィールドに表示する方法であり、
前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスは、
前記ディスプレイフィールドの一部であり、イメージ及びグラフィックスで情報を表示するフィールド領域と、
前記フィールド領域を囲む周辺部と、
を備え、
前記カメラでシーンを撮るステップと、
前記コンピュータによって前記シーンのイメージを形成するステップと、
前記コンピュータによって前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを生成するステップと、
前記コンピュータによって前記シーンのイメージを前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスと結合して合成イメージを形成するステップと、
前記コンピュータによって前記合成イメージを前記ディスプレイフィールドに表示するステップと、
を含み、
前記合成イメージを形成するステップでは、前記姿勢決定手段から提供される前記カメラの姿勢に関する情報、及び、前記位置決定手段から提供される前記カメラの位置に関する情報に応じて、前記フィールド領域の少なくとも一部又は前記周辺部に表示される情報の内容又はそれらの形状を変化させる方法。
【請求項22】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記ディスプレイフィールド内で移動させるステップを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを移動させるステップは、
前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスをカーソルと連動させるステップと、
スイッチのオン状態を検出するステップと、
前記スイッチがオン状態を保つ間、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記ディスプレイフィールド内でドラッグするステップと、
前記スイッチのオフ状態を検出するステップと、
をさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】前記スイッチのオフ状態を検出するステップでは、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記ディスプレイフィールド内の関連する位置にロックする、請求項23に記載の方法。
【請求項25】前記スイッチのオフ状態を検出するステップでは、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記ディスプレイフィールド内で、前記コンパスの示す所定の方角に対応する位置にロックする、請求項23に記載の方法。
【請求項26】前記合成イメージを形成するステップでは、
前記カメラの照準を変化させる間、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記ディスプレイフィールドの中心から外れた位置に維持する、
請求項21に記載の方法。
【請求項27】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを生成するステップでは、前記シーンに表示される看板の言語を、ユーザによって選択された言語に翻訳する、請求項21に記載の方法。
【請求項28】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを生成するステップでは、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを含む平面の法線方向を、前記カメラの照準に関わらず、前記コンパスの示す一定の方角に固定する、請求項21に記載の方法。
【請求項29】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを移動させるステップは、
基準点をイメージ内の点にロックするステップと、
前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスをカーソルと連動させることによって、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスの内部領域を前記カーソルと同じ場所に配置するステップと、
スイッチのオン状態を検出して、前記カーソルを前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスのフィールド領域にロックするステップと、
前記カーソルの移動に合わせて、前記フィールド領域を前記基準点の周りで移動させるステップと、
前記スイッチのオフ状態を検出して、前記カーソルを前記フィールド領域から解放するステップと、
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項30】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを移動させるステップは、
前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスをカーソルと連動させることによって、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスのフィールド領域を前記カーソルと同じ場所に配置するステップと、
スイッチのオン状態を検出して、前記カーソルを前記フィールド領域にロックするステップと、
前記ディスプレイフィールドの所定の領域内での前記カーソルの移動に合わせて、前記フィールド領域を前記所定の領域内で移動させるステップと、
前記スイッチのオフ状態を検出して、前記カーソルを前記フィールド領域から解放するステップと、
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項31】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを移動させるステップは、
前記シーン内を移動する物体を追跡するステップと、
前記物体に対する前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスの位置を維持するステップと、
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項32】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを移動させるステップでは、前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記カメラの照準と基準方向との中間の方向に表示する、請求項22に記載の方法。
【請求項33】前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを移動させるステップでは、前記カメラの光学軸のパンに合わせて前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを前記シーン内の平面上で移動させ、パンの角度が90度に近いほど前記グラフィック・ユーザ・インターフェイスを傾斜させて表示する、請求項22に記載の方法。
【請求項34】背後のイメージを同じサイズに維持したまま、前記周辺部のサイズを増大させる、請求項21に記載の方法。
【請求項35】前記周辺部のサイズを適切なサイズで一定に維持する、請求項21に記載の方法。
【請求項36】前記周辺部をドラッグ・アンド・ドロップ操作に応じて定める、請求項21に記載の方法。

ARな特許とかを調べてみた

セカイカメラで有名なC-Netブログトンチドットコムさんのところで見かけたんだけどAR Commonsとか始まったらしい。そのイミングで間髪おかず「米 GeoVector、AR 特許を日本で取得」見事だ!!なんて感心しとる場合じゃないので、H10-501845を斜め読み。

ちょっと調べると、何度か拒絶理由を打たれたあとに登録査定をもらっていることが判明。とは云え登録請求項ではないので、公開明細からはかなり減縮されていると思われる。公開明細によるとARのGUI全部イタダキ請求項になっているので、コレはないんじゃなかろうかと…コレじゃ戦闘機のHUDまで取れちゃいそうな勢いだから…

特開 H10-501845【特許請求の範囲】
1. 光学軸を備えたカメラと、コンピュータと、位置及び姿勢決定手段と、前記光学軸に直角をなして整列されたディスプレイフィールドを有するディスプレイとを有するコンピュータ・ビジョン・システムのグラフィック・ユーザ・インターフェイスにおいて、
フィールド領域と、
周辺部と、
を含み、
前記フィールド領域が、該ディスプレイフィールドのエリアの一部であり、前記周辺部に包含され、シーンが前記コンピュータ・ビジョン・システムによってアドレス指定されている場合にイメージおよびグラフィック情報を表示するために動作可能なグラフィック・ユーザ・インターフェイス

この特許の回避方法は明細書読む限り光学軸を持ったカメラ(光学軸のないカメラってどんなんだろう…)を使わなければいいようなので、カメラ使わずにカーナビみたいな感じで電子コンパスとかにあわせ実写画像を方向によってグルグル切り替えるなら特許に抵触しない模様。

つまり、アンドロイドで実装されているグーグルストリートビューにメモつけたりアノテーションできるようにしたり、登録または分析された趣味・嗜好に応じて画像が強調されたり、メッセージや広告の表示がされたり、オブジェクトを選択できるようにしたりするならH10-501845はノープロブレムになる。

他にも先願がないか気になって調べたら、こんなのが出てきた。

登録 特開平8-201076   景色表示装置
出願人   : 松下電器産業株式会社
出願番号、日: 特願平7-7792, 1995-01-23
【要約】【目的】 任意の場所の方向の景色を山・湖・都市名など情報とともに画面に表示する。また、最も景色の良い場所を自動的にサーチしてみつけだす。
【構成】 地図情報3あるいはデータベース4にある高度情報を利用して、任意の位置からみた山岳の様子を山岳形状表示機能8が行う。また、山名・標高表示機能9、広面積表示機能10、天空情報表示機能11、目標物表示機能12がそれぞれ表示を行い景色を作成する。さらに、あらかじめ設定した複数の場所に対して作成された景色の評価値を評価値計算機能20が行い、もっとも景色の良い場所を見つけだす。景色評価値の計算方法はその目的によって異なり、複数種類ある。切断面表示機能21、高度目盛表示機22、伝搬軌跡表示機能24は2点間の電波の伝搬状況を解析できる機能を有している。

抹消 特開平8-273000   【発明の名称】動画像を利用した経路設定装置
出願人   : 住友電気工業株式会社
出願番号、日: 特願平7-75752, 1995-03-31
【要約】【目的】搭乗者その他のナビゲーション装置のユーザが、目的地、経由地を含む走行経路を事前に設定する場合に、地図画面でなく、実際に存在する道路に沿ったリアルな動画像表示画面を見ながら経路を設定できるようにする。
【構成】ジョイスティックの操作により入力される車両の位置データ、車両の動きデータを、位置更新部1に入力すると、ここで道路地図データが参照され、車両の位置が更新される。表示用データ発生部2において、地図データ等に基づいて表示用道路データ、表示用背景データが発生され、これらの表示用データに基づいて3次元動画像データ作成部3で3次元動画像データが作成される。前記車両の位置データは、適宜の時刻ごとに経路として確定され、記憶される。
【効果】 ユーザは、車両の中から見た動画像 を参照しながら、ジョイスティックリモコンを用いて自分の判断で、経路設定装置との対話形式でユーザの個人的な好みを反映した経路を設定できる。

未登録 特開平9-33271 ナビゲーション装置及び撮像装置
出願人   : キヤノン株式会社
出願番号、日: 特願平7-206777, 1995-07-21
【要約】【課題】 移動体の操縦者が見ている風景とディスプレイの映像との対応を判りやすくすることにより、操縦者は移動体をどの方向へ走行させればよいかを把握しやすくしたナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】 自動車の走行 方向の風景を撮影するカメラ1と、撮影した映像等を表示するディスプレイ8と、カメラ1の地球上における3次元位置座標と時刻を求めるカメラ位置検出部3と、カメラ1のレンズ方向及び上方向の単位ベクトルを求めるカメラ方向検出部4と、地図データ記憶部7と、ディスプレイ8に表示された物体のうち建物や道路等の所定の物体の地球上における3次元位置座標と物体の名称等の属性データを地図データ記憶部7から読み出し,3次元位置座標をディスプレイ8上の2次元位置座標に変換し,ディスプレイ8上の2次元位置座標に属性データを表示する制御部6とを備える。

登録 特開平10-267671 景観ラベリング装置およびシステム  
出願人   : 日本電信電話株式会社
出願番号、日: 特願平9-75471, 1997-03-27
【要約】【課題】 コンピュータ上の地理的情報と実風景の景観画像中の各部分とを対応付けて利用者に提示する。
【解決手段】 景観画像を画像取得部1で取得し、画像取得時の位置を位置情報取得部2で取得し、カメラ角と焦点距離と景観画像サイズをカメラ属性情報取得部3で取得する。地図情報管理部5で、取得した位置とカメラ角と焦点距離と画像サイズを基に地図情報空間の中で視野空間を求め、視野空間中に存在する構造物を取得する。ラベル情報作成手段6Aで構造物の名称またはその属性情報およびその付与位置を含むラベル情報を作成し、ラベル情報出力手段7Aで、ラベル情報中の位置の情報に対応する画像中に地図情報の名称またはその属性情報を重畳し、重畳された画像を視覚機器に出力する。

というわけで、二件ばかりまだ登録されている。んー、これからどんなバトルが繰り広げられるのだろうか??

おっとほかにもこんなのが…

登録番号02943263 権利者 ミノルタ 出願 1990.7.11
撮像時のGPSデータに基づいて地図情報に関連付けられた画像データの検索を行う装置。


登録番号03359781 権利者 日立 出願 1995.5.26
携帯端末で画像などの情報を収集し編集を行う際に編集室から端末に指示を行う装置。


登録番号03498082 権利者 日立 出願 1995.5.26
端末に内蔵された地図データにGPSなどにより取得した位置情報に基づいて撮影画像を表示する装置。


登録番号03743988 権利者 ソニー 出願 1995.12.22
撮像情報と位置に基づいてサーバから獲得した画像群との類似を評価し関連する情報を表示する装置。

ほかにも、下記の特許が分割されて権利化されていたので、補足(2010.03.29)

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】特表平8−510578
(43)【公表日】平成8年(1996)11月5日
(21)【出願番号】特願平6−525189
(86)(22)【出願日】平成6年(1994)5月18日
(85)【翻訳文提出日】平成7年(1995)11月20日
(86)【国際出願番号】PCT/GB94/01067
(87)【国際公開番号】WO94/27268
(87)【国際公開日】平成6年(1994)11月24日
(31)【優先権主張番号】9310175.6
(32)【優先日】1993年5月18日
(33)【優先権主張国】イギリス(GB)
(54)【発明の名称】GPS探索装置
(57)【要約】
本発明は、グローバルポジショニングシステム(GPS)データをキーとして使用して、データベースからオーディオビジュアルデータを自動的に検索するためのポータブル情報システムに関するものである。旅行中、当該システムは、ユーザにとって興味のある場所、目印、及びすぐ近くの建物の歴史を識別して説明するとともに、現在位置から所定の半径以内のホテル、病院、店及び製品の場所を示す。音声によるメニュー及びボイスコマンドによって、ドライブ中、飛行中、セイリング中、または歩行中に、手及び眼とは無関係な制御を行うことができる。

分割出願として 出願 2004-347193 登録 4201758

内容はGPSデータに基づいてAR(明細書ではVR)情報を提供する装置として読み取れる記述がある。
他にも公開案件として以下のが怪しい…

H9-231244
2002-108873

続きはこちら 登録番号4294093 ジオベクターによるAR基本特許

Androidとx86とバーチャルPC2007と

VMウエアで頑張ってる御仁がいっぱいいますが、バーチャルPC2007でグーグル提供のISOイメージのまま起動しました。ブートにやたら時間かかったけど…それからネットワークカードは認識しませんでした。GUIとキー操作とOpenGLまわりは一応動いてるみたい…

Z7S WSを組む

ASUSのZ7S−WSを組んでみた。
パーツ合計は約20万超だったけど割りと安く仕上がった。この金額だと、いまどきのXeon5500チップセットでも一台組める計算になるがそこはご愛嬌。

  • CPU L5410 2個 7万円
  • ケース SSI-EEB,CEB E-ATX 対応のもの 3万円
  • メモリ FB-DIMM 2G 4枚 3万円
  • マザー Z7S−WS 6万円
  • 電源 750w 1.5万円
  • ファンとか 2万円

グラボとHDD、DVDドライブは手持ちのパーツから流用、モニターも手持ちのデルWP3008。結構贅沢な構成に余は満足じゃw

そんな環境そろえてどうするの?とのご意見はもっともだが「共分散行列を同時に複数特処理で固有地問題解こうベイズなんだからそれだけで一日かかるところを半日で終わらせようMPIで!」という魂胆なので、べつにCPU処理能力が不足しても余ることはない。

てな訳で、実験時間が短縮されたのでありがたいのだが、やっぱ5500番台のほうが早いかなぁ…と考え中

リテールファンはうるさいのでスー●のヒートシンクに変えた上ファン自体を19dBの8cmファンに交換した挙句、メモリー用ファンもはずして、12cmファンを金具で固定したのでトータルの騒音は25dBぐらいまで下がった気がする。結構イイ感じで45℃付近を彷徨い中w

このZ7S−WSと言うマザーはなかなかの曲者で、基板サイズがSSI−CEBという日本国内ではマイナーで ATX と E-ATX の中間ぐらいという特殊な形状をしていおり、ヒートシンクの固定ネジで基板をケースに固定するコンパクトサーバー向けマザーボードなのだ。一応、サーマルテイク製 Xaser VI あたりのケースがSSI-CEBには対応しているが、通常のケースでも E-ATX 対応ならマザーと同梱で固定金具がついてくるので取り付けは一応できる。とはいへ、ヒートシンクはリテールタイプしか基本的にくっつかず、下手なヒートシンクを(たとえばサーマルライトのHR−01Xのような)を買っても取り付けられない。スー●のSNK-P0034AP4みたいなリテールサイズにきっちり収まっているのでないとダメだったりする。

ちなみに、グラボはHD5850がでたらMSDNと一緒にそろえようかなぁ…などと思案している。

なんか増税するらしいが…

そもそも税金の課税基準を前年度GDPベースで比率配分するとか、過去三年間の平均GDPベースで比率配分するとかすれば、税制体系再構成する政治家減らせるんで手間も減るんじゃないかと思うがどうだろう。その分他の法整備に時間さいてもらった方が良いような気がする。

止められない温暖化

地球温暖化はもう止められない、気象学の世界的権威が新論文というのが発表されたようだが、マスコミの多くは無視を決め込んでいるのだろうか…これは結構、不思議な現象だなぁと。
発表から4日以上経過しているはずなんだから、もう少し話題になってもいいのに…
やっぱ環境問題がビジネスになっちゃってるから、タッチされないのかなぁ…

などと思う今日この頃